一休和尚の遺言

一休和尚の遺言

一休和尚の遺言

一休さんの説話の一つに、遺言の話があります。一休さんは亡くなるときに一通の封書を寺の弟子たちに残しました。 「この先、ほんとうに困ることがあったら、これを開けなさい」と言い遺しました。

何年かたって、寺に大変な難問題が持ち上り、どうしようもないので、弟子たちが集まって、その封書を開いてみると、そこには「しんぱいするな、なんとかなる」と書いてありました。とたんに弟子たち一同、大笑いの内に落ちつきと勇気と明るさを取戻し、難しい問題を解決できた、という話です。

緊張しすぎや、不安感や、心配で心の中がいっぱいの状態では、良い答も行動する勇気も湧いていきません。「大丈夫、しんぱいするな、なんとかなる」という、楽観主義に支えられた積極性を心に常駐させる工夫が、成功、健康、富、愛情などを手にする黄金のカギであるのはまちがいないようです。

小坊主の一休さんは大人たちが次々と突きつけてくる難問を、少しも騒がず抜群の集中力とトンチですーっと切り抜けます。彼は今から約600年前に生まれ、88歳という当時としては、けた外れの長生きをしました。

さすがの一休も、「平常心でいられない」、「楽しめない」、「ばく然とした不安がある」、「焦りを感じる」、「なんとなく無気力で元気がない」等々、人生の苦しみ、悩みにさいなまれた時期がありました。けれども『不思善悪(ふしぜんなく)』、もの事の善し悪しに、あまり厳しくこだわり過ぎない、ありのままをありのままに見てしまう、常に気を楽にするという事を悟ったようです。

気分を楽にすると、必ず同時に元気が湧いて来ます。気分を楽にすると、勇気が湧いてきます。積極心が湧いて来ます。不安やしんぱいや、焦りの中では決して生れない知恵や創造力が気分を楽にした時に湧き出て来ます。難問が難問に見えなくなります。しんぱいをやめたとたんに健康がもたらされます。その後の一休和尚はリラックスした心で、楽々とした気分で、やっかいな問題を料理し、自由自在な行動や、とんちを終生、発揮し続けたと言われます。

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