論で人は動かぬ、利で動く

論で人は動かぬ。利で動く

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金などなくても、人の力だけでなんとかなる。力を合わせれば、どんな大きなことも成し遂げられる。ひとりの力は小さくても、皆が集まれば・・・。何やら募金か選挙運動の宣伝文句のようですが、このように「人の力」を過大に評価し、結局、挫折していく人が多いのではないでしょうか。

昨今の「自然環境保護ブーム」で、「地球にやさしい・・」「・・のリサイクル」といった商品の開発、建築計画、市民運動が盛んです。しかし、どれだけ、素晴らしい計画を立てても、賛同者が集まらなければ、投資してくれる人がいなければ、成功は得られません。

「この計画に間違いはないのに、どうしてわかってくれないのか」と嘆く人は、人間がわかっていないのです。「正しいことをしていれば、必ず人はついてくる」ものではないということを。

それで思い起こされるのが、坂本龍馬の逸話です。

龍馬が脱藩してまもなくのころだと思われますが、当時、京都に集まった浪士たちは、連夜、酒を飲んでは、「攘夷」だの「討幕」だのと喧々囂々の議論に明け暮れていました。そんなとき、龍馬だけは、その輪に加わらず、ひとり黙々と酒を飲んでいた。そこである者が、「貴公、なぜ論に加わらぬ」と問うたところ、

龍馬はひと言、

論で人は動かぬ。利で動く

人間は、事の善し悪しで動くのではない、損得で動くというのです。ここが、正論をもって人を動かそう、国を動かそうと考えていた浪士たちと、龍馬の違うところです。それだけ「人間」を見通していた龍馬だからこそ、「薩長連合」「大政奉還」という二大事業を成し遂げられたのではないでしょうか。

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