人蕩術(人たらしの術)

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私は現在の仕事(人生哲学)を始めてから、幾人ものスーパー成功者に会う機会を得ましたが、彼らに一様に共通するのは、「腰が低い」という点でした。これは昔からいわれている古いことわざ「実れば実るほど稲穂は頭をたれる」に示されるとおり、今さらこと新しい教訓ではありません。

しかし、この古くて、よく知られた成功の原理を活用できないでいる人が驚くほどこの世には多いのです。会社や役所でいえば、係長クラスにこれが多いのです。彼らは威張りたがり、そのくせ上司には卑屈なまで低姿勢でもあります。

特に役所にいて、何かの免許の認可などに携わっている職種に、よくこのタイプを見ます。例えば、タクシーとか、マネキン紹介業などの認可をとろうとすると、認可条件とは特別関係ない、店の名前のつけ方にまでケチをつけたりして、認可をしぶったりします。すると、相手は役所員の機嫌を損じまいとして、ひたすら低姿勢になります。腹の中ではいまいましく思いながら、役所員の顔を立てようとするのです。また、自動車の教習所の教員は、非常に横柄な態度の者が少なくありません。これも、教わる側が、早くライセンスを取得したいばかりに、じっと我慢して、低姿勢でいるのです。

彼らは、なぜこのようにして、他人の自己重要感を傷つけるのでしょうか?その理由は「彼らの自己重要感がすでに病んでいるから」なのであります。すなわち、彼らは自己劣等感に深く悩んでおり、その苦しみに耐えかねているのです。そして、役職を利用して、意地悪をしたり、尊大な態度を示したりして、自己の優位を確認し、日頃の劣等感の苦しみを少しでも和らげようとするのです。

しかし、これらの事例が示す、彼らの否定的な心理は、必ずしもそのような地位にある者だけの特別なケースではありません。実は世の中のほとんどの人が、このような劣等感の前駆的症候群に悩んでいる患者たちなのです。そして、前記した役所員や教員は、たまたまそういうポストにめぐりあわせたために、その症状が一気に吹き出たものに過ぎないのです。

私たちは、もし、自分の自己重要感をあらかじめうまく充足してなければ、決して、他人の自己重要感を充足することに手を貸してやれないでしょう。なぜならば、自分のほうのそれを充足するために、他人の助力を必要とするからです。その助力とは、相手に対し、尊大になったり、また自慢したりして、自分の優位を自他ともにおいて確認しようとする行為であります。では、どのようにすれば、この自己重要感を自らの手で充足できるのでしょうか?はい、ではその結論を言ってしまいましょう。その最高の方法は「自分の内において、自画自賛を行なうこと」にあるのです。

すなわち、自分を自分でほめ、得意になり、うぬぼれるのであります。「ただし、自分の内のおいてだけ!」これが最も重要な点です。これは決して、他人の前でやってはいけません。なぜなら、それには最大の危険性が待ち受けているからなのです。つまり、相手の自己重要感を低下させるという危険性が・・。

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