初めは「外見」がモノをいう

初めは「外見」がモノをいう

初めは「外見」がモノをいう

人の心を掌握するーその第一歩は、味方をつくること、援助を受けることです。しかし、人は、タダでは援助してくれません。ここに、「どんな見返りがあるか」というギブ・アンド・テークの法則があります。ただし、ナウ・アンド・ヒア(いま、ここ)だけでなく、未来における約束も加わります。

すなわち、信頼性と「将来性に賭ける」ということです。もし、あなたが、若輩のだれかに借金を頼まれたとき、もちろん、貸せる金には限度があります。そのとき、どのような基準で、「貸せる人」と「貸せない人」とを分け、「いくらなら貸せるか」を計るのでしょう。

親戚だの義理人情などの「しがらみ」を別にすれば、「本当に金を返してくれるか。投資すれば、本当に金を増やしてくれるか」という「信用」をまず第一に考えるはずです。その時、ポイントになるのが、「これから事業を興すための元手を持っているか」でしょう。「元手」とは、つまりタネ銭になるもの、いま、あなたが経営者の側ではなく、まだペイペイであり、しかし、成功を望むのであれば、タネ銭づくりこそが、第一歩でしょう。

あるいは、タネ銭をつくりつつある状態でなくてはなりません。金がなくても、金を貯めよう、儲けようとしているプロセスは、相手の信頼を引きつける力があるのです。倹約に努め、三度の食事を二度にしても、ひたすら金を貯めろ・・というのではありません。もちろん、初めは、堅実に金を蓄える姿勢も必要ですが。

講談社を興した野間清治は、「将来、野心を持つなら、最初の給料で、まずよい背広をつくれ」と、若い者に語っています。背広の次は、家。「安普請ではなく、目で見て、人が信頼するような家を建てなければならない。気張って、よい家を建てろ。そして、その家には、桐の火鉢をおけ」。これは、借金をして、「タネ銭」をつくるノウハウです。

相手を判断するとき、人はまず、身なりや家を見るものです。出資者に信頼されるために、野間は、身分不相応ともいえるほどの立派な身なりをして、立派な家に住めといっています。桐の火鉢というのは唐突ですが、桐は年月がたつほで立派になってくるとかで、そんな高級趣味で、相手を「おや」と思わせろということでしょう。桐の箪笥ではなく、火鉢というところも心憎い。

ホラやハッタリを勧めているわけではありません。しかし、質素な暮らしをして、貯金に励むだけでは、小金を貯めただけで終わります。「蟹は自分の甲羅に似せて、穴を掘る」同じ収入でも、家賃10万の家に住む人間より、20万の家に住む人間のほうが、信頼され、将来性を感じさせます。

風呂にも入らず、着替えもせず、家はボロボロ、そうして「こんなにがんばっているんです」と訴える人に、金を貸したがる人はあまりいません。その人が、「未来のエジソン」だとしても。初めに少々の無理はしても、自分の「ランク」を持ち上げる。そうしていると、不思議なことにお金が吸い寄せられてくるのです。

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