ひと声で相手を感激させる人

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なかには、限りなく生存本能の充足のみを求める人もいるようです。金を貯めても貯めても、なお金を貯めたがる人、たとえば先ほどの「死後に枕もとから二億円」の先生などは、「人に好かれたい」という群居衝動や自己重要感、性欲などはいっさい求めず、ひたすら生存本能のみに生きていたように見えます。

金を貯めれば貯めるほど、ますます貧乏や飢えへの恐怖がつのっていったのかもしれません。恐怖に支配されていただけで、「人生の成功」を望んでいたわけではないようです。

しかし、たいていの人は「金」だけでなく、「成功」を望みます。「金がほしい、金持ちになりたい」のは、地位や名誉、称賛、尊敬を手に入れたいからなのです。それは、より群居衝動や自己重要感、性欲、好奇心を満たしたいという欲求からでしょう。あなたが望むものは、相手も望んでいるはずです。しかし、ほとんどの人は、自分が望むばかりで、相手に与えることができません。ほんのひと握りの人だけが、相手の欲求を満たす術を心得、成功者となるのです。

特に、「いかに相手の自己重要感を高めるか」これがカギとなるでしょう。この自己重要感は、群居衝動と密接な関係にあります。「お互いに、自分が相手より少し優れていると思っているかぎり、友情が続く」とはバルザックの言葉ですが、だれでも仲間はほしい。もちろん、それはあくまでも、「自分を認めてくれる」仲間です。また、自分が「重要な人物である」と認めている相手から、自分が認められれば、自分の群居衝動も自己重要感も満たされます。

豊臣秀吉は、天下をとってからも、軽輩に「よお、元気でやってるか?」などと、気軽に声をかけることがあったそうです。声をかけられたほうは、「自分のような者も気にかけてくださっているのか」と感激し、いっそう忠義を尽くすようになるでしょう。私の知っている成功者たちにも、「気さくで腰が低い」という共通点があります。そして、「私がこうしてやっていけるのも、あなたのおかげです」などと口にします。大実業家や大政治家に、「あなたのおかげ」といわれて、感激しない人はいません。「この人のために、もっと力を尽くさなければ」と思います。一円の金もかけず、ただ相手の群居衝動や自己重要感を高めるだけで、人の力を得られるのです。

逆に、自己重要感を傷つけられると、人は相手を憎み、嫌います。「時間に遅れるな、約束を破るな」というのは、相手の自己重要感を傷つけないための最低のルールです。自己重要感を傷つけられた相手は、あなたから離れていくでしょう。あなたの群居衝動も傷つけられます。もっとも、秀吉にしても私の知人にしても、すでに「成功者」の地位にあるから、ひと声かけるだけで、簡単に相手の群居衝動や自己重要感を高めることができるのだ・・・ともいえます。その地位が、大いにモノをいっているわけです。では、特に地位もない人が、十分に相手の群居衝動を満たし、自己重要感を高めてやるには、どうすればいいでしょう。

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